シャンパーニュアカデミー プレスティージュクラス 

〜 コート・デ・バール、コート・ド・セザンヌ 〜 開催報告

2019年1月30日(水) ニューオータニ大阪「SAKURA」

講師:定兼 弘氏

 

 

 

 

 

 <本日のテーマ> シャンパーニュ地方最南端の個性

 コート・デ・バールは、シャブリと同じくキンメリジャン土壌なのに、なぜPNなのか・・・。

 シャンパーニュ地方最南端であるからこそ、ここでしかできない作り方があるという理路整然とした講義に、テイスティングへの期待も膨らみます。

 この日の隠されたもう一つのテーマは「古代品種」。

 前半2種のテイスティングでは、皆さん、「とらえどころがない」「今まで出会ったことのないシャンパーニュ」と、おぼろげながらに、その本質を見抜いていらっしゃいました。

 続くブラン・ド・ノワール3種は、どれも非常に個性的で、春菊のソースやロワールのホワイトアスパラとの多彩なマリアージュを楽しむことができました。

 次回は3/27、ロゼの会で今年度のシリーズを締めくくりたいと思います。

      ☆ シャンパーニュリスト(供出順)

 1.Grongnet “ Carpe Diem”  CH60%、PN17%、PB2%、PM2%、A2%

  ほのかに濃い目のイエロー。ハーブ、トースト、酵母の香り。

  酸がシャープだがまろやか。やや熟したイメージ。   

  2.Roses de Jeanne “ La Boloree ”   PB100%

   やや淡いイエロー。フラワーやミネラル、カンキツの香りが支配的。

  アタックは丸く、余韻に長いレモンフレーバーが続く。  

    3.Pierre Gerbais “L'Audace”  PN100%   

  輝きのあるゴールド。グレープフルーツ、ハーブ、アーモンドの香り。

  Bioのニュアンスを強く感じ、PNの果実味豊か。

 4.Simon-Devaux & Lou Beatitudinem "Potentia 13”  PN100%

  ほのかにピンクがかった淡いゴールド。エルダーフラワーやホワイトペッパー。

  非常にアロマティックで、ライチの香りが特徴的。余韻が長い。

 5.Serge Mathieu “Brut 09”  PN100%

  やや濃い目のイエロー。ミネラリティあふれていてシダやジンジャーの香り。

  ふくらみがあり、非常にリッチ。広がりを感じるシャンパーニュ。

   

      

   
               

                                                                                                                           

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