シャンパーニュアカデミー プレスティージュクラス 

〜 ヴィンテージの特徴 〜 開催報告

2016年4月27日(水) ニューオータニ大阪「SAKURA」

講師:定兼 弘氏

 

 

 

 

 <本日のテーマ> ヴィンテージの特徴

 約1年ぶりのプレスティージュクラスは、「ヴィンテージの特徴を知る」をテーマに開催いたしました。

 88年以降のビンテージについて、講師から解説。シャンパーニュについては、いわゆる当たり年が他の生産地と必ずしも一致しないところが、奥が深いところです。

 また、シャンパーニュ地方内でも、ブドウの出来、ヴィンテージに対する考え方が各生産者で違っており、シャンパーニュについては、一概に「当たり年」とひとくくりにできません。

 テイスティングでは、同一ヴィンテージの比較試飲を行いましたが、ヴィンテージはもちろん、各生産者・生産地の特徴を知ることができました。

 

      ☆ シャンパーニュリスト(供出順)

  1.Varnier Fannière “ Grand Cru Avize Grand Vintage 2008   CH100%

          グリーンがかった明るいイエロー。

    ミネラル感豊かでカモミールなどの清涼感ある香りにスモークのニュアンス。

    溌剌としたアタックにシャープな酸を感じるも、広がりのあるまろやかな味わい。

       

    2.Gatinois “ Grand Cru Aÿ Brut 2008  PN85% CH15%

     ピンクトパーズのニュアンスを持つイエロー。RMならではの特徴的な色調。 

    ピンクグレープフルーツ、かすかなフランボワーズ、果実由来の甘い香り。

    アタックはまろやかで酸の余韻が長い。果実のフレーバーをしっかりと感じる。

       3.Nicolas Feuillette “ Palmes d'Or 2004  PN50%, CH50%
 

    ほのかにゴールドがかった濃い目のイエロー。

    ハチミツやマンゴーのふくよかな香り。

    果実味、ミネラル感ともに豊かで骨格に力強い酸を感じる。長い余韻。

   

    4.Beaumont des Crayères “ Nostalgie 2004 ” PN30%, M5%, CH65%

     3.よりやや濃い目のイエロー

    ミネラルとともにカマンベールチーズの熟したような香り。

    生き生きとした酸のアタックを感じるが、泡は溶け込んでいてクリーミー。

    

   5.Pol Roger “Sir Wiston Churchill 2004 ” PN, CH 比率非公開

    ややベージュのトーンのゴールドイエロー。

    ブリオッシュやトリュフ、熟したグレープフルーツなどの複雑な香り。

    アタックは力強く余韻の長い、腰のしっかりとしたシャンパーニュ。

  
               

                                                                                                                           

トップへ戻る

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system