シャンパーニュアカデミー 〜 マリアージュをたのしみましょう! 〜 開催報告 2016年1月23日(土) KOBEわいん食堂 講師:植岡 達也氏 |
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<本日のテーマ> 「大地の恵み」 講師の植岡ソムリエ自ら腕をふるっていただくお料理とのマリアージュを楽しむという、新しい形のアカデミーがスタートしました。 シャンパーニュについての基礎知識の解説に始まり、美味しくいただく温度、お料理とのマリアージュポイントから抜栓のコツまで伝授していただきます。 今回、植岡氏がテーマとして掲げてくださったのが「大地の恵み」。 石灰質の土壌で育ち、ミネラル豊かなシャンパーニュには、大地からの影響を色濃く受けているお野菜、特に土の下で育つもの、大地に近い位置で育つものとの相性がよい、とのこと。 講義をしながら、シャンパーニュのサービスはもちろん、お料理の調理・サービスまで、全てスムーズに取り仕切る植岡講師の素晴らしさを改めて実感。 供出メニューのレシピも教えていただき、お料理教室のような一面も。 そして、「シャンパーニュを美味しくいただくには、笑顔で飲むのが一番♡」とのお言葉が何よりも印象的でした。 次回は、3月。ロゼシャンパーニュをテーマとした会を企画中です。
☆ シャンパーニュリスト(供出順) 1.Damien Hugot “Blanc de Blancs” CH100% グレープフルーツ・カリンの香りに豊富なミネラル感。 アタックはふくよかで、広がりを感じる。その後にくるしっかりと切れのいい酸が心地よい。 <おすすめマリアージュ> カリフラワーのムース・・・生でいただくとミネラルを感じるカリフラワーにムースの食感が切れのいい繊細な泡にあう。 カリフラワーは赤ワインで煮てあるので、黒ブドウ比率の高いものと合わせてみても。
2.Billecart-Salmon “Extra Brut” PN35%, M40%, CH25% レモンのさわやかの中に、黒ブドウ由来の渋みも感じ、均整の取れた1本。 香ばしい香りが豊かなので、熟成期間の長さがうかがえる。 <おすすめマリアージュ> サーモンのレモンドレッシングマリネ・・・ビルカール・サルモン=サーモン・・・(笑) 豊かな酸味にレモンドレッシングをあわせて。 チキンのリエット・・・ミネラル感豊かな大根に淡路の朝引き鶏の旨みたっぷりな1品は、ほどよい熟成感のシャンパーニュと。
3. Pommery “ Winter time” PN70%, M30%
骨格が太く、長い余韻が続く。 <おすすめマリアージュ> ポークのパテ・・・干しイチジクを練りこみ、マーマレードを塗ったエキゾチックなパテにはフルーツの凝縮感たっぷりの1本を。
4.Christian Busin “Brut Tradition Grand Cru” PN80%, CH20% バニラの香りが印象的。CH由来のレモンの香りもあるが、PNのニュアンスが色濃く出ている。 リュットレゾネの特徴的な香りも。 <おすすめマリアージュ> チキンのシャンパーニュ煮・・・バターをたっぷりと使用したソースにポテト、オニオンとミネラル分豊かな根菜。香ばしいニュアンスのあるシャンパーニュと。 5.Charles Heidsieck “Rosé Réserve” PN40%, M25%, CH100% 豊かなミネラルの中にフランボワーズやキャラメルの香り。 繊細でエレガントなロゼ。 <おすすめマリアージュ> 鯛のソテー 秘密のソース・・・「是非ロゼに合わせて!」と渾身の一品。「秘密のソース」を見事に正解した方もいらっしゃいましたが、なかなかの難問でした。 正解は「酒かす」メインに味噌とシャンパーニュ。これに金時人参と大根のピュレ、fumet de poissonを加えたもの。この日のテーマ「大地からの恵み」を集大成したお料理に歓声が上がりました。
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<前菜盛り合わせ> <鯛のソテー 秘密のソース>
<チキンのシャンパーニュ煮>
<地元神戸 Mon Loireのchocolat> |